先日製作した、レプリカベルトのご依頼主から頼まれていた、もう一件の案件があり…
↓のベルトの補修が依頼🤲
裏地が完全に千切れていて、貼り替えする事に。
あちこち糸も切れていて、だいぶ痛んでいます💦
剥がし始めて気がついたのは、このベルトも先日のそれと同じく、三枚重ね構造!
表面の革だけ再利用し、裏地側は二枚分の厚みと同等の厚みの一枚革で対応する事に。
栃木レザーを、表面革と同じ幅に切り出して。
二枚を貼り合わせて、接着。
表面革に開いている穴を、裏地の革にも菱目打ちを使って開けていきます。
開け終わったら、とにかく手縫い…
バックル部はそのまま再利用するので、へたっている部分に補強を施し。
床面(裏側)とコバ(縁)に仕上げ剤のトコノールを塗布。
コバには、コバスーパーという着色仕上げ剤を更に。
ギン面(表面)は、擦れて着色が剥げているところがあちこちあるので、ここはローパスバチックという液体染料で再染色。青色と紺色で近しい色を作り…
ギン面には、乾燥後にレザーフィックスという水性の仕上げ剤を塗布。これで、色止めも出来ます。
バックルを取り付けて、無事に完成!
しっかり使えるレベルに仕上がったと思われ😀
遠目に見たら、古めかしさは感じられないかと…
バックル部は、裏側で補強したので千切れる心配はないはず🎶
裏側は、新しい革なので綺麗です🤩
先日のレプリカベルトと共に、納品してミッション完了🎶🎶
良い経験になりました🤲
おしまい